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三次の地域情報サイト「まいぷれ」三次市

連載:みよし街並み歴史散歩 その43

株式会社 菁文社

 弊社が2007年(平成19年)に発刊した「みよし街並み歴史散歩(三次・十日市・八次・酒屋 編)から一コラムづつ連載します。
三次の再発見があるかもしれません。
 なお、三次市は周辺町村との合併以後大きく変わりつつあります。発刊時期とのずれがあることはご了承ください。
  この「みよし街並み歴史散歩」は、B6判の単行本です。お求めは小社 TEL(0824)62 3057 または 三次市内の書店へご注文ください。

    CCプラザから下原、西三次駅方面へ

 CCプラザから京蘭寺や下原(しもばら)、西三次駅界隈を歩きながら歴史の点描をしましょう。この辺りは十日市町の古い顔と新しい顔が同居する町です。
 CCプラザは昭和47年(1972)に誕生。スーパー方式の大型店は三次地方では最初のものでした(サングリーンは昭和54年)。このような大型店の進出・誕生が三次・十日市の商業と商店街に大きな影響を与え、同時に市民のショッピングの動向を大きく変えたことはいうまでもありません。

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 ショッピング・センター
 それはかつてのテーマ・パークだった。三次町の本通りには、●正マークの「げんだデパート」があった。ぼくが小学生だった昭和40年代に、三次で日曜に家族で買い物に出かけるなら、商店街でないとすると、もっぱら「げんだ」だった。デパートとは言っても2階建て。それでも日曜の屋上では、ささやかなアトラクションがあり、広島の福屋・天満屋と同じ、ソフトクリームの自販機があった。コーンを自販機に置けば、艶やかに白いアイスクリームが、ぐるぐる降りてくる。いや、あれはアイスクリームではなかった。それならもっと固い。クリーム以外の何物でもない。当時クリスマスでなければ、生クリームを口にすることのなかったぼくらは、そう思った。冷たいクリームだと思った。バニラ・ビーンズなど、名も知らないぼくらの鼻を、芳しい香りがついた。ジュースの自販機では、透明の半球の中で異国の泉のように、オレンジ・ジュースが湧いていた。その甘ったるさを、ぼくらは歓迎した。当時から甘いと感じなかったわけではない。無比なほど甘ったるいと思ったが、それがたまらなく好きだった。味覚が変わったのではない。好みが変わったのだ。友だちの間で、「げんだへ行ってこう」と言ってすねるのが流行った。それほど「げんだ」という場所は子供心に魅力的で、その名を口にするだけで、厄払いをしてくれそうに思えたのである。
 昭和47年に三次プラザが誕生、十日市っ子であるぼくらのテーマ・パークは、こちらへ移った。アトラクションは今も続く着ぐるみショーが目玉で、子供人気をさらった。高校の合格発表を見に行った帰り、三次プラザの屋上で、コインゲームに熱中する同級生と出会ったことがある。合格発表を見るのが恐くて、ずっとそこで時間をつぶしていたという。
 街の中心が次第に東へ移り、大学へ入った昭和54年にはサングリーンが生まれた。ぼくらの思春期への移行に合わせたように、着ぐるみショーはサングリーンでは、アイドルのミニコンサートやサイン・握手会に変わった。ぼくも帰省した時に通ったものだ。香坂みゆき、松本伊代、工藤静香といった数々のアイドルを、ぼくはそこで初めて生で目にした。
 かつてのサングリーンは客用エレベータがなく、二階やさらにその上の屋上に行くのに、車椅子のぼくは荷物運搬用の広いエレベータを使わせてもらっていた。屋上にはコインゲームのコーナーがあり、またアイドルショーのイベント広場があった。そこへアイドルを見に行った帰り、荷物用エレベータで当のアイドル本人と乗り合わせ、緊張することもあった。

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【プラザ通り(市場通り)】 CCプラザの西側の通りをプラザ通りといいます。かつては「市場通り」と呼んでいました。この「市場」とは、牛市場のことで、正式には「十日市家畜市場」です。プラザの敷地はこの市場のあったところです。
 昔から中国山地は牛馬の飼育の盛んなところで、田舎町ではどこでも牛馬市が立っていました。三次の牛馬市の起源は古く江戸時代の初めころ、三次浅野藩の始まりと共にスタートしたといいます。春秋2回の大市方式で大いににぎわいました。十日市家畜市場は明治の末期から大正にかけて、二つの大きな改革を行い、県下有数の牛市場として発展したのでした。
 その一つは、決まった場所がなく売買の場所は、町内の空き地や河川敷、それに社寺の境内などに分散して売買者の相対で処理していたのを、一つの場所でセリ売方式にしたのです。もう一つは、年2回(4・9月約2週間程度)の大市方式であったのを、毎月3回(十日の市、後に八日の市)にしたのです。牛市場は大正末期から昭和初期に最盛期を迎え、広島、尾道の市場に次いで県下三位の取引量を誇る大市場に発展しました。
 毎月の市日には馬喰(ばくろう)さんや追い子さん、それに牛馬の売り主など、たくさんの人が集まり、周りの商店はにぎわいました。特に飲食店、旅館、牛馬関連用具店などは何軒もでき、ここに「市場通り」をつくったのです。十日市町の発展はこの牛市場に負うところが大きかったといっても過言ではありません。
 なおその後、牛市場は1時、十日市町の京蘭寺(南6丁目)に移りましたが、現在は広島県経済連の所轄となり西酒屋町にあります。
 法正寺(ほっしょうじ)は下新町にある浄土真宗のお寺で、永禄4年(1561)にこの地に創建された古いお寺です。


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・・・つづく

基本情報

名称株式会社 菁文社
フリガナ株式会社 菁文社
住所728-0023 三次市東酒屋町306-46
アクセス国道375号線三次工業団地口交差点より北へ850m
電話番号0824-62-3057
ファックス番号0824-62-5337
メールアドレスgeibigrf62-3057@seibunsha-f.com
営業時間8:30~17:30
定休日土・日曜、祝日
駐車場あり
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