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三次の地域情報サイト「まいぷれ」三次市

連載:みよし街並み歴史散歩 その5

株式会社 菁文社

 弊社が2007年(平成19年)に発刊した「みよし街並み歴史散歩(三次・十日市・八次・酒屋 編)から一コラムづつ連載します。
三次の再発見があるかもしれません。
 なお、三次市は周辺町村との合併以後大きく変わりつつあります。発刊時期とのずれがあることはご了承ください。
  この「みよし街並み歴史散歩」は、B6判の単行本です。お求めは小社 TEL(0824)62 3057 または 三次市内の書店へご注文ください。

【市立歴史民俗資料館(現・三次人形館)と旧三次銀行】 市立歴史民俗資料館は、各種の稲生物怪物語の写本を所蔵し、特に「三次実録物語」(写本)という稲生武太夫が自ら著したといわれる貴重な本を広島の稲生家から寄託されています。絵巻物の類もいくつか寄託されたものやレプリカを保存しています。また三次市出身の福島 貢が寄贈された茶道関係の諸道具も貴重な収蔵品です。
 ところで、この市立歴史民俗資料館の建物は、市内に残されている数少ない洋風建物です。昭和の初め、三次銀行(創立は大正10年)本店として建てられたもので、昭和20年(1945)に芸備銀行中町支店、昭和26年からは三次郵便局となっていました。裏側の木造の部分は、その時代のものです。昭和54年(1979)、建物はすべて三次市が買い取り、多少の修理を加えて昭和56年から歴史民俗資料館として開館し、今日に至っています。この間、木造建物の部分は市立の図書館としても活用していました。
 洋風石積建築を模したシンプルですが力強さを感じさせます。正面の柱の上部には楕円形の曲線模様のレリーフ装飾がある一方、随所に直線を強調し建物にアクセントを施しています。建物は平成8年(1996)に文化庁登録文化財として県内で七番目の指定を受けています。
 北側の三軒隣、吉岡家庭用品店は老舗です。当家には三階建の望楼風の月見櫓が残っています。民家建築では珍しいものです。
・・・つづく

基本情報

名称株式会社 菁文社
フリガナ株式会社 菁文社
住所728-0023 三次市東酒屋町306-46
アクセス国道375号線三次工業団地口交差点より北へ850m
電話番号0824-62-3057
ファックス番号0824-62-5337
メールアドレスgeibigrf62-3057@seibunsha-f.com
営業時間8:30~17:30
定休日土・日曜、祝日
駐車場あり
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