連載:みよし街並み歴史散歩 その23
株式会社 菁文社
弊社が2007年(平成19年)に発刊した「みよし街並み歴史散歩(三次・十日市・八次・酒屋 編)から一コラムづつ連載します。
三次の再発見があるかもしれません。
なお、三次市は周辺町村との合併以後大きく変わりつつあります。発刊時期とのずれがあることはご了承ください。
この「みよし街並み歴史散歩」は、B6判の単行本です。お求めは小社 TEL(0824)62 3057 または 三次市内の書店へご注文ください。
【三勝寺(さんしょうじ)と門前の道路】 寺院の多い三次町の中にあって、上町・栄町には僅かにこのお寺だけです。浄土宗鎮西派に属します。開基は天文年間(1532〜54)の創建と伝えられ、それを尾関氏の時代に三次町に移し(場所不明)、さらに三次藩初代の藩主浅野長治がこの地に移したのです。
このお寺には珍しい銅鐘(県重文)があります。高さ78センチ、口径50センチ。この鐘は最初、播州(兵庫県)永良荘の護聖寺のものとして鋳鐘されました。その後、周防(山口県)大島の志多岸八幡社に移り、さらに備後三次の三吉氏が比熊山で陣鐘として使用していました。それを江戸時代に浅野長治が、この山の城門と共に、このお寺へ下付したという不思議な経路をたどったものです。
また、この寺には木造釈迦如来座像(市重文)があります。座高89.4センチ、横幅70センチで鎌倉末期から室町初期のものと云われる優秀作です。
なお、三勝寺前の道路が鍵型に曲がっているのは城下町の名残りで、敵の容易な侵入を防ぐために、わざと食い違いの鍵型に造ったものです。
・・・つづく
基本情報
名称 | 株式会社 菁文社 |
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フリガナ | 株式会社 菁文社 |
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住所 | 728-0023 三次市東酒屋町306-46 |
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アクセス | 国道375号線三次工業団地口交差点より北へ850m |
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電話番号 | 0824-62-3057 |
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ファックス番号 | 0824-62-5337 |
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メールアドレス | geibigrf62-3057@seibunsha-f.com |
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営業時間 | 8:30~17:30 |
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定休日 | 土・日曜、祝日 |
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駐車場 | あり |
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