口腔ケアは、虫歯や歯周病を予防する、肺炎を予防する、唾液の分泌を促し口腔内の乾燥を防ぐ、
味覚を保つなどの目的もあります。
そして、歯肉や舌やほおなどに、歯ブラシで軽く刺激を与えることが、
口の中のリハビリになるのです。

口は食べ物の固さや形、性状、味や温度などを感じとることができるとても敏感な感覚器です。
ブラッシングの刺激によって、血行もよくなり、感覚機能の低下も防げます。

歯ブラシを使った口腔リハビリ

歯ブラシの毛の部分で、舌の表面や縁をトントンと軽くたたいて、
感覚を刺激します。
歯ブラシで舌を下に押さえつけると、舌がその力に反発しようとするので、
筋力アップにつながります。
電動歯ブラシのスイッチを入れブルブルさせながら、ほおの内側や舌、
歯肉に当ててマッサージすると、血行がよくなります。

ほおの内側は粘膜が傷つかないよう、
歯ブラシの毛ではなく背の方を当て行ってください。